悪性リンパ腫体験記 うつむかないで前向きに

B細胞型 濾胞性リンパ腫の闘病記。2007年発症から再発を繰り返し、2014年に非血縁者間同種骨髄移植を受けました。
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移植前処置開始|TBI・フルダラビン1日目/無菌室入室【day-7】:同種移植体験記(4)

同種移植体験記~ここまでの経過はコチラ



8月某日:同種骨髄移植治療1日目(day-7)
いよいよこの日から同種骨髄移植に向けての前処置が始まりました。
移植治療での日数の数え方は、移植日が基準になり「0日(day0)」とし、その前に行う前処置(大量化学療法・放射線全身照射)の期間はマイナス○日(day-○)と数えます。
今回のボクの移植前処置は1週間の予定なので”day-7”からスタートです。
(臍帯血や自家移植も同様)

移植前処置の大量化学療法の計画は・・・

・day-7
放射線全身照射(TBI)・・・午前8時と夕方16時頃の1日2回
フルダラビン投与

・day-6~day-4
フルダラビン投与

・day-3~day-2
フルダラビン投与
メルファラン投与

・day-1
免疫抑制剤プログラフ・シリンジポンプで24時間連続投与開始
献血グロベニン開始(以降毎週月曜日投薬)

・day0
骨髄移植(BMT)
   
day 1・day 3・day 6
メソトレキセート投与

他、随時対応


といった感じです。

とにかく初めての事ばかりだし、話は聞いていても実際どういった事が起こるのか想像も出来ない中での治療です。
4年前の自家移植の時の経験も少しは役立つのかも知れませんが、それでも不安たっぷりの中挑みました。


朝は6時くらいに起床。
入院中は、周りの物音もありいつもこの時間には起きてしまいます。
ただこの日はあまり熟睡感がありませんでした。

先日入れたCVの挿入部には痛みはありません。
もうすっかり馴染んだんでしょう。
幸先の良い感じです。


移植前処置初日のこの日は、放射線の全身照射からスタート。
1日2回行いますが、1回目は8時開始予定だったので朝食を食べる前に行ってきます。

場所はすっかり行き慣れた放射線治療棟
照射室もこれまで治療を受けていた部屋と同じです。

ただ今回違うのは、、、照射中横になるベッドと照射時間。
それと照射範囲です。

ベッドはストレッッチャーの上に、建築で使われる断熱・保温ボードのスタイロフォームを重ねて高さを調整したもの。

全身に確実に照射出来るよう、患者の体型に合わせて調整しているそうです。

スチロール材ではありますが、やっぱり普通のベッドに比べれば硬いです。
当然のことながら快適性はほぼありませんが、確実な治療を受けるためのものなので文句は言えません(^^ゞ



このベッドに横になり、照射範囲からはみ出さないように注意して体勢を整えます。
放射線体型
雑な絵で申し訳ないですが・・・こんな感じの体勢です。
腕と頭部が重ならないように、絵のように腕を上げています。
腕は、放射線を遮らない素材で出来た台で支えています。

この体勢のまま、身体の右から15分・左から15分と、計30分放射線を照射します。
照射中は当たり前ですが絶対動いてはいけません。

動いてはダメなんですが・・・・・・この体勢で30分は結構ツライ。。。
今回ボクの治療はTBI2回なのでこの日で終わりですが、フルで行う患者さんは最長3日続きます。
相当大変だと思います。。。
ボクは1回目ですでにへこたれました(泣)

30分間の照射中は、治療室で一人ジッとしていなきゃならないので、退屈しのぎに音楽をかけてもらってます。
この日のためにお気に入りでテンションが上がる曲を選んでプレイリストを作ってiPhoneに入れ、それを流してもらってました。

音楽の力で治療を乗り越えるぜぃ!!ってノリで流してもらったんですが・・・・・・


照射中に出る機械の”ビ~~~~”って音にかき消されて聴こえません_| ̄|○
「ボリュームあげてくださ~~い」って言いたくても誰もいないし、広い部屋なので外まで声は聞こえません。
たま~に微かに聴こえる曲の一部が・・・非常に虚しい。。。

とりあえず片側15分が終わって、向きを入れ替えるために技師さんが来た時にそのことを伝えました。
「じゃぁもっと大きくしますね(^^)」って言ってくれましたが、あんまり変わりませんでした。

ボクの選曲も結構なハードロック・オンパレードだったんですけど、照射音には敵いませんでした。


そして終わった頃には体勢の維持に疲れ果て、音楽が聞こえなかったことなんてどうでも良い感じです。
夕方もう一回やるのかと思うと、、、気が滅入ります。。。

病室と放射線治療棟の行き帰りは車イスです。
勿論まだまだ歩ける体調ですが、念のための対応だそうです。
看護師さんに押してもらいました。


戻る病室はまだ一般病室(4人部屋)です。
本来はこのタイミングで一旦個室に入り、2回目の放射線が終わったら無菌室に入る流れだそうですが、、、個室が満室だそうですねぇ。
まぁ、個室じゃなくても患者本人には全く問題はないわけで、ただいろいろとバタバタするので個室のほうが周りに迷惑掛からないってことらしいですな。


さて、病室に戻ってちょっと遅めの朝食。
あんまり食べれなかったけど。

その後は無菌室に入るための準備。
と言っても無菌室に持ってく荷物は、ほとんど事前に看護師さんに渡して保管してもらってます。
なので今この病室で使ってる荷物の殆どは今日お持ち帰りです。
この部屋から無菌室に持っていくのは、パソコンやスマホ・お財布くらいですかね。

荷物は嫁に持ち帰って貰うので、ある程度まとめておきました。


午前11時くらいから抗がん剤の「フルダラビン」の投与です。
担当医が来てセットしてくれました。
「気分はどうですか?」とか、いろいろ気遣って頂きました。

フルダラビンの副作用は、然程強くないそうです。
と言っても大量投与なので吐き気や倦怠感とかは出てきます。

吐き気止めの「アロキシ」を朝のうちに入れてもらってますので期待します。


フルダラビンは30分くらいで終了。

お昼過ぎ頃から、ちょっと気持ち悪くなってきました。
フルダラビンの影響???  
と言うよりは放射線の影響(副作用)ではないか?との事です。
全身にガッツリ照射してるので、何かしらの症状が出ても不思議じゃないですね。

吐き気・嘔吐・耳下腺の痛み・喉の渇き・口内炎・粘膜障害・消化管障害などなど。。。

可能性が高いと言われてる副作用もたくさんあります。


ま、覚悟はしてるので落ち着いて対応しよう。



日中は荷物まとめた後はベッドに横になってのんびりしてました。
これから始まる治療のことはなるべく考えず、この入院中になにを楽しむかとか、退院したら何がしたいかとか考えてました。


そして予定よりちょっと早い15時ごろ、2回目のTBIに呼ばれました。
1回目と同じ流れで順調に進んでいきます。


・・・相変わらず音楽は聞こえませんでしたが。。。



TBIが終わり病室に戻り休んでいると、看護師さんから「無菌室に行く準備をしましょう」と言われました。

無菌室に入る前にまずシャワーに入り、身体をキレイにします。
無菌室入室前のシャワーは、他の患者さんが終わった後に一旦清掃します。
この清掃は「精密清掃」と呼ばれていて、移植の患者さんのために、より清潔な清掃を行うものです。
シャワーヘッドも「移植患者用」に交換されていて、しっかり消毒までされてるそうです。
今回もボクのために細かな清掃を行って貰い、その清潔な浴室で身体を流しました。

ボクがシャワーに入ってる間、嫁と看護師さんが荷物の整理をしてくれた様です。
今の病室の荷物は撤去。 んで、持込むものは消毒をして無菌室に入れてくれてます。


そんな中でもボクはのんびりシャワータイム(^^)v


な~んていくわけありませんよねwww
リラックスするためのシャワーじゃありませんからね。
必要以上の動きはせず、時間もかけず・・・
洗って流して終了です。
新品のタオルで身体を拭き、新品の服に着替えてナースコール。
看護師さんに浴室のドアを開けてもらいます。

シャワーに入ってキレイになったら、できるだけ他の所を触らず無菌室に入って欲しいとの事です。
身体に付着する雑菌は極力抑えなければならないので、無菌室に入るまでドアの開閉は自分で出来ません。
そしてこれまで履いていたサンダル(クロックス)も履けないので、使い捨てのスリッパを用意してもらってました。
浴室から無菌室までどこにも寄らず、何にも触らず直行しました。

そして無菌室のドアの前で一呼吸。


ボク:「これ、中入ったらしばらく出れないんだよね?」
看護師さん「そうですねぇ・・・1ヶ月半位は出れないかなぁ」

特に意味は無いですが、ぐるっと辺りを見渡してから大きく深呼吸。
それから胸を張って看護師さんに、「んじゃ行きますか(^o^)丿」と一声。

ガラっとドアを開けてもらって室内への第一歩!



”ぐにゃ・・・”



ん???



看護師さん:「あっ! すみません、スリッパ邪魔してました。。。(*ノω・*)テヘ」




ドアの前に看護師さんが使う無菌室用のスリッパがあったんですね。
気付かず思いっきり踏んづけてしまいました(・ω<)



ホント幸先の良い出だしですね~。
おかげで緊張も解れた忘れられない出来事ですwww


さあ、がんばろかぁ~

~無菌室の様子は次回に続く・・・。
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コメント投稿欄は最下段にございます。お気軽に投稿下さいませ!

4 Comments

りんぱぱ says..."1号室経験者さんへ"
1号室経験者さん、こんにちは!
万全の体調で新天地へ赴かれるんですね。
良かったです(^^)

一人暮らしはなにかと大変な面ありますよねwww
私も結婚以来一人での生活がないので、1号室経験者さんのお話を聞いて「自分はムリかもなぁ~」なんて思っちゃいました。
でも一人暮らしだからこその楽しみもあるかもしれませんね。
どうぞ充実した新生活を送ってくださいね。

福島と違い、都市部なのでリンパ腫治療に携わる良い病院はたくさんあることでしょうね。
ありすぎて逆に困ってしまうかもしれませんね(^^ゞ
焦らずじっくりと検討してください。

余談ですが、我が家も千葉県とは少々縁がありまして、、、
私の叔母が千葉の稲毛市在住だったり、ウチの嫁の叔父も千葉在住なんです。
ディズニーランドに行くときは叔母の家に泊めてもらったりしてました。
又、私が務めている会社の系列店も稲毛市にあるんです。
そんなことから千葉県には勝手に親近感を持ってます。
都心にも近いですし満喫できそうですね。

お会いする機会が減って残念ですが、今後予定の患者会には私も出席したいと思いますのでお会いできる事を楽しみにしています。

引越し準備大変かと思いますが、体調崩さぬ様お気をつけください。
2015.03.10 13:01 | URL | #- [edit]
says..."管理人のみ閲覧できます"
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2015.03.09 12:11 | | # [edit]
りんぱぱ says..."1号室経験者さんへ"
1号室経験者さん、こんにちは!
そう言えば照射中の体勢、両足もベルトで固定されてましたね。すっかり忘れてました(^_^;)
あの体勢を維持することがかなりの苦痛でしたが、それをフルでやられたんですね・・・。
さぞ辛かったでしょう。。。
もう二度とやりたくないですよねぇ。

制吐剤、私もカイトリル使ってました。
アロキシは一度入れると5日間位効果が持続するのですが、それでも完全には抑える事が出来なくて、朝・夜とカイトリルも入れてもらってました。
でも、楽にはなるけどスッキリしないって感じでしたね(^^ゞ
吐き気に関しては半分諦めて耐えてましたwww


それより転勤の件、お身体の方は大丈夫なんでしょうか?
お一人で行かれるんですよね? いろいろご心配もあるでしょう。
まぁ、辞令ですから従うしかないと思いますが、どうかお身体ご自愛下さいね。
外来はちょっと考えますねぇ・・・。
近くの病院に行くにしても見つけるまでが大変そうですし、かと言ってこっちまで通うのもまた大変ですよねぇ。
良い選択が出来るよう、じっくりご相談なさってください。


あちらに行かれても是非よろしくお願いします。
福島の風景をブログでお届けしますので、楽しんでいただけると幸いです(^^)

2015.03.07 21:21 | URL | #- [edit]
1号室経験者 says...""
こんにちは、りんぱぱさん。
今回の前処置の記事も『そうそう(^ ^)』と読ませて頂きました。
放射線照射中の窮屈な体勢とか、体勢の維持〜最中の警報音とか‼︎
僕の時は、立ち膝状態の両脚が動かないよう、しっかり拘束されました。
➡︎その分、楽でしたけどね。

あの大きい警告音が室内に鳴り響き続けるのも怖いですよね>_<
僕はりんぱぱさんの記事に記載されていた1日2回×3日間のフルでした>_<
前処置の抗がん剤はエンドキサンの2日間投与でした。

僕の制吐剤はカイトリルでしたが、やはり嘔気に襲われましたね>_<
幸いにも軽い方だったので嘔吐までには至らなかったです。

それはそうと、先日、5ヶ所目の勤務地である会社の千葉支店への内示を
受けました。そう、現在の郡山営業所は4ヶ所目だったんです。
単身住居も一昨日決め、月末に引っ越します。
外来診察はどうしましょうねぇ•••次回、主治医と相談です。
千葉でも引き続き拝読するつもりなので、引き続き宜しくです^_^
2015.03.05 17:26 | URL | #- [edit]

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