悪性リンパ腫体験記 うつむかないで前向きに

B細胞型 濾胞性リンパ腫の闘病記。2007年発症から再発を繰り返し、2014年に非血縁者間同種骨髄移植を受けました。
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免疫抑制剤開始【day-1】:同種移植体験記(9)

悪性リンパ腫(濾胞性リンパ腫)再々発 同種骨髄移植の体験記 続きです。。。
これまでの経過
入院~移植前処置前日まで
無菌室入室~移植前処置day-7~day-2まで



無菌室入室7日目:day-1


この日で無菌室入室からちょうど1週間になります。
この閉鎖空間での生活、慣れたような慣れないような・・・微妙な感じです。

朝のバイタル→体重62.4kg 体温36.2℃ 血圧130/75
問題なし

昨日で移植前処置の抗がん剤大量投与が全て終了したので、本日は特に予定はありません。
今日1日休んで、いよいよ明日 骨髄移植を行います。

前処置が終了したことで今回の移植治療の最初の区切りを迎えられました。
今回、この骨髄移植を受けるにあたり、長期間に渡る治療生活になると思い、自分の中で大きく3つの区切りを作りました。
そして一つ一つの区切りを目指しながら長期間の治療をこなしていこうと思っていました。
3つの区切りとは・・・

1:移植前処置の全身放射線照射と抗がん剤の大量投与を無事に終わる
2:骨髄移植を問題なく行い、無事に生着を迎える
3:元気な身体で明るく退院する

・・・です。

その中の1つめの移植前処置を無事終えたことで気持ち的にもかなり前向きになれました。
ものすごく前進出来た感じです。

そして翌日は本番の骨髄移植。
考えてもしょうがないのは分かってますが、翌日に控えたこの日は色々と良からぬことを考えてしまいます。

骨髄移植は、移植当日にドナーさんから骨髄細胞を採取します。 そしてその骨髄をその日のうちに患者の元へ届けて移植するという流れです。 ドナーさん所在地と患者さんの所在地がどんなに離れていても当日中に届ける訳ですが、、、

もし骨髄採取の処置中にドナーさんに何かあったら・・・とか、
十分な量を採取出来なかったら・・・とか
骨髄の搬送中に、想定外の事故や災害に遭ってダメになってしまったら・・・とか。

自分が移植を受けることに対する不安とかは全く無かったんですが、ドナーさんへの心配とか運搬していただく病院職員の方への心配が大きく、色々と考えてしまいました。

この日は看護師さんや担当医師がボクの気持ちを気遣う言葉をかけてくれてましたが、ボクはドナーさんや運搬職員の無事ばかりを願ってしまう事を伝えてました。
看護師さんは、「長年移植に携わっているが、ドナーさんに何かしら事故が起きるということは少なくとも自分は聞いたことがない。 可能性は0とはいえないが、採取する施設も相応の経験を持っているのでそういった心配はないでしょう」と言われました。
また、担当医からは 「自分は骨髄移植の担当医を十数年やっているが、今まで骨髄が届かなかったという事例は無いです。 たとえ運搬中に事故が起きたとしても、どんな手段を使ってでも骨髄細胞は予定通り届く様に準備はしてあるので心配は無いでしょう。 また、もし予想以上の事故や災害が起きて、骨髄自体が損傷などして使えなくなった場合は、臍帯血移植に切替て早急に対応しますし、万が一臍帯血移植も間に合わないといった最悪な状況になったとしたら、最終手段で以前行った自家移植の時に採取してある自己造血幹細胞を移植しますので、どんなに最悪な自体になっても命だけは落とさないでしょう」 ということでした。

そうなんです。 2010年に悪性リンパ腫が再発した時に、仕上げの治療で自家移植を行いましたが、この時に採取した「自己末梢血幹細胞」は、自家移植2回分の量を採取していました。(1回の移植では不十分だった場合に備えて)
幸いにも自家移植は1回で無事に生着したため、あと一回分の幹細胞がその時からずっと冷凍保存されていたんです。
もし今回、骨髄移植も臍帯血移植も出来ないといった最悪な事態に陥った場合は、最終手段でこの自己血細胞を移植するといった処置がとられるということです。
ただし、骨髄移植や臍帯血移植は「細胞治療」と呼ばれるもので、移植した細胞ががん細胞を異物とみなして攻撃し腫瘍を絶滅させる事(GVL効果)が目的なんですが、これが自己幹細胞を移植した場合だとその働きがありません。
自己移植は、あくまで大量の抗がん剤を投与して悪性腫瘍を絶滅させることが目的で、自己血細胞を移植する(戻す)意味は、大量の抗癌剤の影響で働きが無くなった骨髄の造血機能を回復させるためだけです。
そのためもしこのような対処が必要になった場合は、今の命を繋ぐことはできるが病変の治療にはならないので、時間を空けて再度骨髄移植をする必要があるそうです。

まぁそこまで必要になることは稀なことでしょうけど、いろんな事態を想定して対応策が練られているんだということが分かり、安心することが出来ました。

担当医からは・・・「そこまで深く考える患者さんも初めてみましたwww」と苦笑いされてしまいました(^^ゞ

何が起きても任せることが出来ると安心してからは、移植って自分にとってどんな影響を与えるんだろうって思ってきました。
よく言われる事が、「第2の誕生日」って言葉。
ドナーさんの細胞が自分の身体に入って働くので、これまでの自分の身体とは違ってくるかそう言われるそうですね。
担当医からも、「移植をした日を第2の誕生日と呼ぶそうなので、りんぱぱさんも明日か、日付が変わるまで続けば明後日が第2の誕生日となりますね」と言われました。
なんだか自分がこの機会に変りそうな感じです。 でも自分が変われるかもしれないということに、ものすごく期待感を持っていました。
なかなか自分の正確とか人間性とかにコンプレックスを抱いていましたので、この大きな機会に今までの自分にない自分を作る事が出来るかも知れないと、少し楽しみにしてる思いもあります。
もちろん移植したから変わる訳ではなく、その後自分がどう歩んでいくかで変わっていくものですが、一つのきっかけ作りになることは間違いないので、気持ちは前向きでした。

第2の誕生日・新たな人生の出発点

この言葉がものすごく楽しみでありました。


この日から移植に備えるための投薬が始まりました。
午前中に始まったのが「免疫抑制剤」です。
移植したドナー細胞と自分の細胞が闘ってしまう「移植片対宿主病(GVHD)」は、重症化すると命の危険も伴うために、事前に対処が必要になります。 この症状を抑えるために免疫力を抑えコントロールしますが、この時に投薬するのが免疫抑制剤です。
この日から24時間の連続投与が始まり、翌日の移植に備え、さらに移植後のGVHDを発症を抑えていきます。
投与量は定期的に血中濃度を確認して調整していきます。

また、予防薬の抗真菌薬ファンガードの投与と重度の骨髄抑制に備え感染予防の目的で献血グロベニンの投薬も始まりました。
献血グロベニンは、急に体内に入ると血圧低下やショック症状があらわれる恐れがあるので、初めはゆっくり投与して問題がなければ早くしていきます。 ですがこの日のボクは投与開始後若干の吐き気が現れたので、終始25mm/hで投与しました。 今後も継続して投与する薬剤だけに慎重に投与しています。

夜のバイタル→体重63.1kg 血圧123/69

夜は明日への緊張もありなかなか寝付けませんでした。 


次回へ続く>>>
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